サイレン事典 か行

あ行|か行| さ行た行な行は行
ま行や行ら行わ行a・1一覧


開通記念集合写真(かいつう・きねん・しゅうごう・しゃしん)
合石岳の東3号斜坑の開通記念に撮られた集合写真。昭和33年9月13日に撮られた。
写真の左上には謎の発光体が確認できる。これはUFOだと言う人と、空魚だと言う人に分かれている(『マニアックス』ではUFO)。
関連合石岳

顔の裏(かお・の・うら)
『SIREN』最大の恐怖。
『SIREN』のキャラクターは、屍人を含め、実在の俳優を360度の円周上に配置した8台のカメラで同時に撮影し、それで得られた写真のデータをもとに作られたテクスチャーを、3Dモデルに貼り付ける、という手法で作られている。そのため、カメラの位置によっては、同行者や屍人の顔の裏が、いきなり画面にアップで映ってしまい、大抵の人は始めて見たときビックリする。

鍵(かぎ)
扉や物品に取り付けて、他者が容易に侵入や開閉などをできないようにするための器具。
しかし屍人に対しては、鍵を閉めても扉をこじ開けられて侵入されてしまうため、時間稼ぎの役割しか果たすことができない。
また、錠をあける鍵をなくしてしまうと、たとえそれが自分の家や部屋などであっても入れなくなってしまい、時には何時間も鍵を探さなければならない状況になるので注意が必要である。
関連鍵屍人

鍵屍人(かぎ・しびと)
美浜初日19:27:21の東3号斜坑にて、なくした鍵を延々と探し続ける半屍人の通称。
明らかに視界に目的の鍵が入っているにもかかわらず、「か〜ぎ〜…か〜ぎ〜…かぎっ」とぶつぶつ言いながら鍵を探し続けるという哀愁漂う姿に心が打たれるのか、名のない屍人の中でも屈指の人気を誇る屍人である。

学生証(がくせい・しょう)
学生・生徒の身分を証明するもの。一般的に中学・高校では生徒手帳として配布される。
これを提示すれば学生割引等のサービスを受けられるが、現住所等が記載されていないことが多いため、住所確認が必要なサービスを受ける場合は、住所が記載されている証明書が必要となる。

ゲーム本編で出てくる学生証は以下の3つ。
1.安野依子の学生証。
パスケースの中に入れられた城聖大学の学生証。パスケースの中には依子にとって大事な人の写真が入っていて、これを探すために異界の中を動き回って他人に迷惑をかける。
屍人のしわざか、何故か蛭ノ塚の祠の中に隠されていた。
2.須田恭也の学生証。
学生手帳
3.前田知子の学生証。
生徒手帳
関連安野依子須田恭也前田知子

学生手帳(がくせい・てちょう)
須田恭也が携帯していた、中野坂上高等学校の学生証が入った手帳。
恭也がいつの間にか落としていた物を、石田徹雄が拾い、それを宮田が見つけた。
パスケースの中には、オカルトランドのURLの書かれたメモや、レシートが挟み込まれている。
ちなみにこのレシートは、『SIREN』開発中にスタッフが、中野坂上に実在するコンビニで買った時のもので、それによるとソ○マックS胃腸液と肉まんを購入している。
関連須田恭也オカルトランド

隔離室(かくり・しつ)
宮田医院に設けられている部屋の一つ。八尾比沙子という村のダークサイドの正体に気づいた者など、村の異分子を収監する役割を持つ。
1976年前には志村晃の従兄弟である志村貴文が、旧宮田医院の隔離室に収監された模様。
また、(新)宮田医院の隔離室には、不完全な犬屍人となった吉川菜美子が収容されているものと思われる。
関連旧宮田医院宮田医院志村貴文吉川菜美子

隠れろ(かくれろ)
同行者を連れている時に登場人物ができる基本行動。同行者を一定の場所に隠すことができる。
しばらくすると「隠れろ」というより「拾え」の意味になるコマンドである。

かごめかごめ
1.主に子供がする遊びのひとつ。
やり方は、まずオニが目をふさいでしゃがみ、他の者はその周りを手をつなぎます。そして「か〜ごめ、か〜ごめ…」という唄をうたいながら手をつないだ者はオニの周りをぐるぐると回ります。唄がうたい終ったら全員が一斉に足を止め、その場にしゃがみます。オニは目をふさいだまま、自分の後ろにいる者の名前を当てます。名前が当たったら、当てられた者がオニになります。単なる勘で当てるのも良いが、笑い声や気配で後ろの人物を当てると結構奥が深いかも。基本的に少人数でやるものだが、100人くらいでやったらどうなるだろうか?(うん、微妙。)
2.上記の遊びの時に唄うわらべ唄。全部で4番まであるらしく、遊びの時に唄われるのは、そのうちの1番目。
一般に知られている1番の歌詞は以下の通り。

かごめ かごめ
籠の中の鳥は いついつ出やる
夜明けの晩に ツルとカメがすべった
後ろの正面だあれ
この唄の歌詞は、例えば「すべった」の部分が「つっぺった」とか「つうぺった」など、年代や地方などによって違う。またそれによって意味についても、流産説や徳川埋蔵金説、遊女説など諸説ある。
3.宮田第2日0:49:33の恩田理沙がこの唄を歌っているように聞こえ、上記の流産説から、恩田美奈が妊娠していたのではないかという説がある。ちなみに『マニアックス』には、美奈は生理が遅れているのを気にしているという記述が見られる。
関連恩田美奈恩田理沙

傘(かさ)
1.雨・雪・日光などを防ぐために使われる道具。雨傘、日傘などの総称。
2.恩田理沙が旧宮田医院の貯蔵庫で見つけて武器にした物。『SIREN』に登場する武器の中では最弱の威力を誇る。
関連恩田理沙

家事手伝い(かじ・てつだい)
基本的に女性が「無職」という肩書きを使いたくない時に使用する肩書き。本当に家事を手伝っているかは関係ない。
昔は主に、裕福な家庭のお嬢さんが嫁入り修行中の肩書きとして使用していたようである。
最近ではこれをニート(NEET;Not in Employment, Education or Trainingの略称)に含むかどうかで議論が分かれている。
関連恩田理沙

神代 亜矢子(かじろ・あやこ)
神代家の長女で美耶子の姉。1986年8月24日に生まれた時から、神代家の次代の神の花嫁を生むための実であることを運命づけられている。
神代家が盲目の妹・美耶子だけを特別扱いしているうえに、許婚である淳も美耶子に執心しているために、美耶子に対して激しい嫉妬と畏怖を感じている。
また、美耶子ほどの強い御印はないが、神代家の呪いは亜矢子にも受け継がれているので、いずれは彼女にも不完全な不死が待っている。しかし、儀式の内容をはじめ、神代家の禁忌の詳細を知らされていない。
最期は、儀式が成功したと勘違いした比沙子によって、その身を焼かれて死亡?
モデルと声を担当したのは松井亜耶。
関連神代美耶子神代淳御印神代家の呪い
松井亜耶

神代家(かじろ・け)
天武の時代より続く、羽生蛇村の有力者の一族。堕辰子の肉を食べてしまった八尾比沙子の直系の子孫である家系であるため、その血を受け継ぐ神代家の直系は、常世の呪いにより不完全な不死を運命づけられている。※なお、ここでいう「直系」とは法律でいう直系血族という意味ではなく、八尾比沙子の血を色濃く受け継ぐ家系という意味である。であるから神代淳はここで言う「直系」には当たらない。
神代家は代々女系の一族であり、外部から男性を一人婿に入れることにより、代を重ねてきた。そして姉妹が生まれると儀式が執り行われ、それによって妹は神に花嫁として捧げられ、姉は現世に残り次の代を生む役割を担う。
本籍は羽生蛇村の西ヶ原一丁目48番地3か。
関連神代美耶子神代亜矢子神代淳八尾比沙子
神代家の呪い神代政太郎神代佐矢子

神代家の呪い(かじろけ・の・のろい)
常世の存在の肉を食した八尾の子孫である神代の本家は、永遠に死ねない呪いをかけられている。だがその不死は不完全なもので、年とともに肉体は朽ち果てていく。そして精神だけが生き続け最後には自我すらなくなってしまう。
関連永遠の命

神代 佐矢子(かじろ・さやこ)
亜矢子と美耶子の母親。
27年前に行われた儀式では、次代の神の花嫁を生む実という役割を与えられていた。
関連神代美耶子神代亜矢子

神代 淳(かじろ・じゅん)
神代家の遠縁であり、代々女性しか生まれない神代家を存続させる跡取りとして、子供の頃に婿養子入りした青年。1984年11月29日生まれ。
村の名家である神代家の次代当主に選ばれたことからくる強烈な自負と、幼い頃から家の威光を傘に着て育ったことで傍若無人な態度が目につく。また、許婚の亜矢子が自分に好意を持っていることを知っていながら、妹の美耶子の方に執心するというサディスティックな側面も持っている。
淳は「神代家の死ねない呪いを掌握することで、自分がこの世界の救世主になることも夢ではないのでは?」というイマイチよく分からない野望を抱いており、このため今回の儀式で「神の復活をこの目で確かめてやろう」と行動する。しかし結局は覚醒した比沙子に圧倒されて、言われるがままに儀式を手伝ったもののその儀式も失敗し、不完全に復活した堕辰子に襲われて屍人化してしまう。
最期は恭也の放った宇理炎の力で、跡形もなく消滅する。
とにかく笑い声がムカつく。
モデルと声を担当したのは土倉有貴。
関連神代美耶子神代亜矢子土倉有貴

神代の血(かじろ・の・ち)
神代本家の血を持つ者は永遠の命を得ることができる。それによって屍人になることは拒絶され宇理炎を制限なく使用することができるが、呪いによる不完全な不死であるので、肉体が朽ち果てても精神だけが残り、永遠の苦しみを味わうことになる。
また血の力で、水鏡を通していんふぇるのに行くこともできる。
本来は神代本家のみが神代の呪われた血を持つが、契約や輸血などによって神代本家でない者にも神代の血を体内に取り入れることができる。
美耶子の血が永遠の契約よって恭也の中に入り、その後恭也の血が宮田によって安野に輸血された。そしてさらにその後、恭也の体から水溜りを通じて、少量だが竹内と牧野の体内にも入り込んだ。
関連神代家の呪い永遠の命いんふぇるの

神代 政太郎(かじろ・まさたろう)
神代家当主であり、亜矢子と美耶子の父親。
本編では「字」だけの出演。
関連神代美耶子神代亜矢子

神代 美耶子(かじろ・みやこ) 1
村の様相とは極めて不釣合いな美しい容貌をした盲目の少女であり、当代の神の花嫁。戸籍を持たず、村においては役所や警察さえその存在に触れることは禁忌とされている。
盲目であるため、今までの花嫁とは違い、生まれながらにして強い御印=幻視能力を持つ。それ故、比沙子は「ようやく生まれた完全な実で、美耶子を捧げれば贖罪が終わる」と思い込んだ。
普段は愛犬のケルブの目を通して、外界の風景を視ていたが、ケルブが屍人に襲われ死亡してからは、恭也の目を通して行動する。最初は恭也に対して文句ばかり言っていた美耶子だが、共に行動していくうちに心を開いていく。
だが、そんな恭也との逃避行も虚しく、結局は比沙子に捕まり贖罪として捧げられてしまい、堕辰子と同一となり常世の存在となる。しかし廃屋で交わした契約によって恭也とも同一となり、肉体が滅んでもなお彼を常世へと導く。
モデルと声を担当したのは岡本奈月。
関連須田恭也神の花嫁盲目幻視御印ケルブ
岡本奈月

神代 美耶子(かじろ・みやこ) 2
27年前の儀式で、捧げられるはずであった先代の神の花嫁。儀式が執り行われる当日の夜、比沙子の別人格である"澄子"によって、贄となる運命を逃された。
神代家の地下道から無事脱出し、行き着いた教会で遭遇した志村晃の息子の志村晃一とともに逃亡を試みるが、異界にひきずり込まれてしまう。
晃一とともに旧宮田医院にたどり着くも、そこで"澄子"と遭遇し、地下室に宇理炎と一緒に幽閉されてしまう。
しかし永遠の命を持つ彼女は、肉体が半ばミイラ化しながらも、真の求導師を導くため、牧野と宮田の意識に声をかけ続けた。結果、彼女のメッセージを真摯に受け止めた宮田に宇理炎を手渡すことに成功する。
宇理炎を手渡した後の行方は不明だが、その後の地下室にはいなかったことから、宮田に解放されたものと思われる。
関連志村晃一澄子神の花嫁宇理炎

カストリ
週刊粕取

カセットテープ
オランダのフィリップス社が1960年代前半に開発したオーディオ用磁気記録テープ媒体。正確にはコンパクト・カセットという。テープに使用する素材の磁気特性により複数の種類があり、主なものとしてノーマル(Type I)、クローム(ハイポジション、Type U)、メタル(Type W)の3種類がある。
発売当初は価格も高く、音質も悪かったが、1960年代後半から性能が改善され、1970年代以降は携帯の容易な音楽用メディアとして一般に普及した。そして、1979年に開発されたウォークマンの登場によって世界中に普及するようになる。
2004年現在では、MDなどの登場により衰退しつつある。

竹内多聞が、自宅に帰るために邪魔な屍人を陽動するのに利用された。

「家族ごっこ」(かぞく・ごっこ)
安野依子が、竹内多聞の両親をバットで殴りつけた直後に言った言葉。
依子には、竹内の両親がただの泥人形のようなモノにしか見えなかったために、このような表現をしたのだと思われる。
関連安野依子竹内多聞

ガソリン
石油製品の一つで、沸点が30〜220℃の範囲にあるものの総称。主に自動車の燃料として使用される。ガソリンのうち、低沸点(30〜120℃程度)のものはベンゼンと呼ばれ、溶剤・しみ抜きなどに用いられる。
宮田は、発電機のエンジンをかけるために、自分の車のガソリンをジェリ缶に入れて運搬し利用した。
余ったガソリンは竹内が吊り橋を燃やすために利用している。
関連宮田司郎竹内多聞ジェリ缶

加藤 忠男(かとう・ただお)
志村晃のモデルと声を担当した役者さん。
距D企画所属。1950年4月11日岐阜県生まれ。
関連志村晃

金子 達(かねこ・たつ)
名越栄治のモデルと声を担当した役者さん。
1943年9月7日東京都出まれ。
英語教諭の免許を所持。
関連名越栄治

果報ノ御告げ(かほう・の・おつげ)
羽生蛇村に伝わる聖典「天地救之伝」の一節。天の使いが村娘の下に降り、救いの神である神王の分身が地上に現れるという御告げをした、ということが書かれている。
果報とは仏教用語で、前世での行いによって受ける現世での報い。要するに因果応報。「果報は寝て待て」とも言われているように、一般的には良い意味にしか使われていないが、悪い意味にも使われる。ここでの意味も良い意味での果報であろう。
関連天地救之伝

上粗戸(かみ・あらと)
羽生蛇村の中心部にあたる区域。1978年8月に着手された土地区画整理により、大字粗戸からこの地名に改名された。
恭也がはじめて石田徹雄に襲われたのもこの地域であり、眞魚岩があるのもここである。
関連眞魚岩眞魚川護岸工事現場

神隠し(かみ・かくし)
主として子供や女性が不意に姿をくらましてしまう怪異現象をいう。神隠しにあった者を探しても見つからない時、それを天狗・鬼などが異界へ連れ去ったのだと考えられた。
神隠しにあうと、たいていは永遠に帰ってこないが、まれに数年あるいは数十年を経て、行方不明になった場所からはるか離れた場所や、自力ではたどり着けない場所、人の滅多にいかない山中で発見される者もいる。しかし、そうして帰ってきた者の大抵が茫然自失の状態で発見されるため、とりとめのないことを語るのみで、どこで何をしていたのか問い詰めても、曖昧な証言しか得られないことがほとんどである。
関連吉川菜美子

かみさまがくるよ
前田知子がカモシカ学習帳に屍人文字で書いていた言葉。「かみさま」はおそらく堕辰子のことであろうと思われる。
ちなみに『マニアックス』に掲載されているアーカイブの写真では「かみさまがくるヴぉ」となっている。
関連カモシカ学習帳屍人文字

神の花嫁(かみ・の・はなよめ)
神代家の姉妹のうち妹は、聖婚の儀式において神の花嫁として常世に送られ、贖罪として捧げられる。そして現世に残ったもう一人の花嫁である姉は、次代の神の花嫁を生む役割を与えられる。
関連神代美耶子神代亜矢子

亀ゼリーラーメン(かめ・ぜりー・らーめん)
美浜奈保子が1995年に出演したCMの商品名。
四開地方限定で緑ヶ目食品から発売されたカップ麺で、トッピングに亀ゼリーをふんだんにあしらい「一口で十日若返る」と奇跡的な美容効果が評判を呼んだ。一時は全国展開まで漕ぎつけたが、亀ゼリーラーメン愛好者達が「海に還りたい」など意味不明の言葉を口走り失踪する怪事件が多発。その怪事件を引き金に、亀ゼリーラーメンは回収騒動一時販売中止へと追い込まれた。全国展開そのものは見直しとなったものの、現在でも「至高の御当地カップ麺」と評価する声も多く常時品薄のため、美容にこだわる主婦の間では激しい争奪戦が繰り広げられている。
税込価格160円。
なお、亀ゼリーというのは、中国広西省・梧州の山に生息するスッポンの一種、ツチガメ系の「金錢亀」の亀板(亀の腹の皮を干したもの)を使って作られたゼリーのこと。コラーゲンの働きで肌がつるつる、すべすべになる他、解熱や宿便を取り除く作用もある。またガン予防やリウマチ、冷え性にも効果があり、香港の女性に大人気のデザートとのこと。ちなみに味は…それほど美味しいものでもないらしい。
関連美浜奈保子

カモシカ絵日記帳(かもしか・えにっき・ちょう)
吉川菜美子が持っていた絵日記帳。正確にはカモシカ学習帳シリーズの絵日記帳である。
元ネタは、学習ノートの定番であるジャポニカ学習帳。
カモシカ(羚羊)とはウシ目(偶蹄目) ウシ亜目(反芻亜目) ウシ科 ヤギ亜科 の、ヤギ族を除く3族、すなわち、サイガ族・シャモア族・ジャコウウシ族の哺乳動物の総称…とよく分かりませんが、日本でカモシカと言えばニホンカモシカ(学名:Capricornis crispus)のことを指す。ニホンカモシカは日本固有種であり、本州、四国、九州の低山帯から亜高山帯にかけて生息している。しばしば「カモシカのような足」などと表現されるが、これは外国のカモシカのことであり、ニホンカモシカの足は太く短いので、間違っても「ニホンカモシカのような足」とは言ってはいけない(皮肉に使うのは良いかもしれないが)。1955年に天然記念物に指定されたが、最近では個体数が増加して林業や農業への被害が問題になっている。なお、カモシカの汗の色は青である。
関連吉川菜美子

カモシカ学習帳(かもしか・がくしゅう・ちょう)
1970年に発売されて以来、子供達に愛され続けているカモシカ学習帳シリーズ。表紙には、カモシカの素晴らしさを伝えるために、一貫して独自に撮影したカモシカの写真を使用している。
もちろん元ネタは、学習ノートの定番であるジャポニカ学習帳。

カルテ
医療において訴え・症状・診察・検査・治療の経過などを記録した診療録。日本では、医師法によって、医師は患者を診療したら遅滞なく経過を記録することが義務づけられている。また、同じく医師法によって記録後最低5年間は保存することが義務づけられている。訴訟などで証拠として有効に用いられることが多いためである。
以上のようにカルテは単なる診療上のメモではないが、実際には書いた本人にしか分からないことがあり、時には書いた本人にも分からないこともある。略語などが用いられることがあるが、この略語はあまり用いないことが望ましいとされている。
近年では医療過誤が注目されたことから、患者やその家族(遺族)がカルテの閲覧を希望する場合が増えてきている。現在の枠組みでは、裁判所に証拠保全を申し立てることでカルテが閲覧できるようになっている。しかし、診療情報は患者本人のものであるという見解から、自由に閲覧できる必要性が叫ばれ、各医療機関もこれに対応している。
電子情報としてカルテを編集・管理し、データベースに記録する電子カルテの導入によって、文字の判読不能という状況を解決したり、長期の大量保存が可能になるなど様々な点が改善できるが、カルテ記入の際の自由度が少なくなることやシステム面の問題なども残っている。そのためまだほとんど導入されていないシステムであるが、情報産業としてこれから需要が大きくなる可能性を秘めている。

旧宮田医院の診察室の机には、1976年に書かれた志村貴文のカルテがあった。
また、宮田は屍人化した恩田姉妹を切り刻むなどの実験をして、その結果をカルテに記していた。
関連宮田司郎志村貴文

刈割(かるわり)
傾斜地を切り開き谷の水を引いて作られた棚田のある山あいの地区。立地的に教会に近いことからか、村の信仰がカモフラージュ的に融合する形で墓地としての側面も持っており、棚田のあちこちにマナ字架が見られる。
いつ頃形成された土地か詳細は不明で、一説には元々あった遺跡のようにも見える石垣の地形を流用したと言われている。
名前の元ネタは、キリストが磔にされた「ゴルゴダ」の丘のラテン語読み「カルバリ」。
関連棚田マナ字架

看護師(かんご・し)
病気や怪我で治療を受ける患者の世話や、医師の指示を受け診療の補助を行う職業。
2001年12月に成立した改正保険婦助産婦看護婦法案により「看護婦」や「看護士」の呼び方が法的に「看護師」として統一されている。ちなみに「看護士」というのは男性のナースであるため、女性には用いないのが正しい。
関連恩田美奈

鉗子(かんし)
物をはさむのに使用する医療器具。その用途によって種類や形状が異なる。

儀式(ぎしき)
神の花嫁である神代姉妹の妹に初潮が来ると、嫁入りの儀式が執り行われる。
儀式が成功すると神の花嫁一人が現世から消え常世へと送られるが、失敗した時は地震や土砂災害を始めとした災厄が村に降りかかる。
儀式には神の花嫁の他に、堕辰子の首である御神体が必要であり、どちらかが揃わなくても儀式は失敗となる。
関連神の花嫁堕辰子の首土砂災害

九九式手榴弾(きゅうじゅうきゅう・しき・てりゅうだん)
牧野(宮田)が水門を爆破するために井戸から入手した手榴弾。
日華事変での手榴弾の需要の増加により、さらに大量生産向きに小型軽量化された手榴弾で、西暦1939(皇紀2599)年に制式化されたもの。炸薬にはピクリン酸が使われ、信管には4〜5秒の遅延信管が用いられた。
投擲する以外には擲弾筒に擲弾器を装着して発射することもできる。
アメリカではこの手榴弾のことを"Kiska(キスカ)"と呼んでいることがある。
関連牧野慶水門

求導師(きゅうどう・し)
村の信仰の対象である眞魚教の教主的役割を果たすとともに、神の花嫁を常世に送り届ける祭儀を執り行う役割を果たすことにその半生を捧げる存在。そのため村人からは一心の期待と敬慕の念を向けられる。
儀式が失敗した場合、その失敗を招いた求導師は代替わりをしなければならないため、気の弱いものはプレッシャーに押し潰されてしまう可能性のある役割でもある。
また、夏の暑い日でも黒い求導服(長袖)を着なければならないようであるので、暑さに弱い者でも果たせないかと。
関連牧野慶牧野怜治不入谷家

求導女(きゅうどう・め)
教会にて求導師を補佐する役割を果たし、その献身的で慈愛的な行動から人の心の拠り所となり、村人たちからの信頼を集めている存在。普段の八尾比沙子はこの人格を表に出しているためか、誰に対しても慈愛に満ちた献身的な行動をとる。
しかしその正体は、村の原罪を作り上げた張本人であり、永遠に生きる女で、残酷な性格をしている存在である。
関連八尾比沙子

旧宮田医院(きゅう・みやた・いいん)
1976年の消失事件まで比良境に存在していた旧病棟。
消失の時点で既に使われておらず、廃病棟と化していた。病棟内部には監禁用として隔離室や隠し地下室などが用意され、通常の病院とは異なる不穏な雰囲気が漂う。
関連比良境宮田医院

給油車(きゅうゆ・しゃ)
ガソリンや灯油などを輸送するために用いられる車。
ゲーム本編では、刈割から田堀方面に向かう道の手前に放置されていて、高遠玲子は、屍人から春海を逃がすためにタンク内のガソリンに引火して自爆した。
関連高遠玲子

教会(きょうかい)
不入谷教会

教材用コンパス(きょうざい・よう・こんぱす)
主に算数・数学の時間に教師が使用する黒板用のコンパス。
教師はかなり滑らかに円を描くが、小学生がこのコンパスを使う時はかなり困難を強いられ、時には何度もやり直しをしなければならなくなるため子供にとっては厄介な物。
美浜が鍵を手に入れるのに利用された。

郷土史家(きょうど・し・か)
郷土の歴史などを研究する人間のこと。
竹内多聞の父の竹内臣人は、羽生蛇村の郷土史を研究し、村の秘密をかなりの部分まで探り当てていた。
関連竹内臣人竹内伝書

切通(きり・どおし)
山や丘を切り開いて通した道のこと。

木る伝(きるでん)
羽生蛇村に伝わる、楽園を守る聖獣。獅子の相、雄牛の相、人間の相、鷲の相に四対の羽の姿であり、焔薙に宿りその力を発揮すると伝えられている。
羽生蛇村に点在する石碑を倒し、刈割の4つの灯篭に正しい順番で火を灯すと、木る伝が解放され天に昇っていく。これが木る伝であり、堕辰子との戦闘の際に焔薙に宿って堕辰子の首を切り落とすだけの力をもたらす。
元ネタは西洋神話でいう聖獣のケルビムである。獅子・雄牛・人間・鷲の4つの相を持っている聖獣ケルビムは、ヤハヴェが命の木を守るために、エデンの園の東に"きらめく剣の炎"とともに置いたとされる。
関連焔薙石碑

杭(くい)
旧宮田医院の霊安室で志村晃一を貫いていた鉄の杭のこと。
これを宮田が引き抜いて、後に頭脳屍人化した恩田理沙を磔にするのに用いられた。
関連宮田司郎恩田理沙志村晃一

空魚(くうぎょ)
三隅郡に伝わる妖怪の一種。合石岳を歩いていると、知らぬ間に原因不明の切り傷ができていることがあった。羽生蛇村の男が合石岳で空を飛ぶとんぼを地に打ち付けてみたところ、それは棒状のものに魚のヒレのようなものがついたものだった。村ではこれを空魚と呼び、合石岳で起こる原因不明の切り傷はこれが原因であるとした。
合石岳のサイレン小屋で牧野(宮田)が打ち落とした。また、それよりも前にダークネスJAPANで、美浜が網で捕獲しようとしていた。(捕獲に成功したかは不明)
関連スカイフィッシュ合石岳サイレン小屋宮田司郎
美浜奈保子ダークネスJAPAN

クチビルゲ
頭脳屍人化した高遠玲子の通称。
由来は1972年に放送された『超人バロム1』に出てきた同じ名前のドルゲ魔人から。ちなみにドルゲ魔人には他にもイカゲルゲ、エビゲルゲ、ナマコルゲ、ゲジゲルゲ、クモゲルゲ、ヒャクメルゲ、マユゲルゲなど多数存在する。
なお、高遠頭脳に付いているのは実際はクチビルではなく、アンコウやナマコなどを参考にしたものらしい。
関連高遠玲子

くねくね
妖怪もしくは山の神の一種。
田んぼなどをふと見ると、人間とは思えない関節の曲げ方でくねくねと動く白い物体がいることがある。それを見るだけならば何も問題はないが、それが何かを理解すると頭がおかしくなったり、その白い物体と同じように体をくねくねと動かし続けるようになってしまうという。
オカルトランドにもこれに関した書き込みがある。
関連オカルトランド

蜘蛛屍人(くも・しびと)
赤い海へ海送りされた半屍人が変異する、いわば屍人の第二段階の一つ。男性だけがこの形態に変異する。四肢を張るように伸ばした姿勢と、逆向きにねじれて複眼の現れた頭部が特徴で、頭脳屍人によって制御されて始めて行動することができる。感覚器が鋭敏で、暗がりでの気配や微かな物音にも鋭く反応し、また壁や天井を自在に移動できるため、死角から忍び寄って奇襲を仕掛けてくる。

「狂ってる」(くるってる)
隠し地下で、屍人と化した理沙と美奈を解剖実験していた宮田を見て、牧野がそれを評した時の言葉。
関連牧野慶宮田司郎

車(くるま)
一般的に自動車のことを指す。なお、道路交通法上で「車」というと、自動車の他に、原動機付自転車(スクーター)・軽車両(自転車など)・トロリーバスを含む。ここではもちろん前者での意味。
ゲームに出てくる車は全部で7台(管理人調べ)。これ以上ありましたらご連絡下さい。
関連宮田の車給油車軽トラック廃車

蛍光灯(けいこう・とう)
照明器具の一種。
電流が流れると蛍光管フィラメントから電子が飛び出し、内部に封入されている気体の水銀と衝突し、紫外線が発せられる。蛍光ガラス管の内側には蛍光体が塗布されており、そこに紫外線が当たると発光、蛍光管外に可視光線を放ち、これにより照明の用途をなす。
宮田が屍人をダストシュートへおびき寄せるのに使われた。
関連宮田司郎

警察手帳(けいさつ・てちょう)
その者が警察官であることを証明する手帳。
警察手帳規則によれば、警察官は、警察手帳を慎重に取扱い、特別な場合を除いて常に携帯しなければならないとしている。また、職務の執行にあたり、自分が警察官であることを示す必要がある時は、警察手帳の証票及び記章を呈示しなければならない。
2002年10月1日から、警察手帳のデザインが変更されて、縦開きになり、上の部分に警察官の写真、階級、氏名、手帳番号が表示され、下の部分には各都道府県警察の名称と記章が取り付けられている。
なお、変更前の警察手帳にはメモ帳としても使用できたが、現在使用されている警察手帳にメモ帳の機能はなく、警察官がメモを取る時は市販のメモ帳などが利用される。
また、現実の話で、泥酔した警察官が警察手帳を紛失して戒告処分を受けたそうです。まあ、我らが泥酔警察官の場合、拳銃も紛失していますけど…。
関連石田徹雄

軽トラック(けい・とらっく)
軽自動車規格のトラックのこと。一般に「軽トラ」と略される。最大積載量は350キログラム以下(500キロ積んでも安全に走れるそうですが…)。
構造として、タイヤが前方にあり、小さなボンネットのついたセミキャブ型と、前輪の上部に座席があるフルキャブ型とに分けられる(ちなみに恭也が石田を撥ね飛ばした軽トラックも、同じく恭也がフロアジャッキで持ち上げた軽トラックもフルキャブ型)。
軽トラックの4WD車は、特に農家の人たちが、農業機械や収穫した作物などを運搬するために、必需品となっている。

ケーナ演奏(けーな・えんそう)
美浜奈保子の特技。
ケーナとは南米アンデスからアマゾン地方にかけて広く使われる縦笛で、材質は葦や木・竹、または骨などでできている。インカ時代の人々の音楽を代表する吹奏楽器で、現在知られているものでも最も古い楽器の一つとされている。
美浜役を演じた小代恵子の愛称が"けーな"であったことから、美浜の特技=ケーナ演奏という設定が生まれた。
関連美浜奈保子小代恵子

月下奇人(げっかきじん)
羽生蛇村原産のサボテン科の多肉植物。深紅の花弁が特徴で、たった一度、深夜に咲き出して夜明けを待たずにしぼむ。花言葉は「秘めた信仰」。常世には大量に咲き乱れている。
元ネタは月下美人という花。
関連常世

ケルブ
盲目である美耶子の目の代わりをしていた白い犬。オス。
ケルブと一緒にいる美耶子は常人と変わらない動きができ、ケルブ自身も自分が美耶子の視界を確保していることを理解しているようである。
最期は美耶子を屍人から守るために囮となって死亡。
名前の由来は、ケルビムの単数形ケルブから取ったようです。地獄の番犬ケルベロスは関係ありませんでした…。
関連神代美耶子盲目

健康づくり教室(けんこう・づくり・きょうしつ)
詳細は不明だが、羽生蛇村役場福祉係が企画する講演会のようなものではないかと思われる。プレイヤーに一応公開されているのはアーカイブNo.019の左下に記載されている「うたおう会」のみ(ただし『マニアックス』を持っている人しか知ることはできない)。
関連うたおう会

幻視(げんし)
相手の視界や聴覚を意図的に覗き見る能力で、屍人たちはこの幻視を使い、他の仲間と連絡を取り合っている(らしい)。
人間の中にも幻視能力を持つ者(志村家の人間や春海など)がいるが、はっきりとした幻視ができるわけではなく、かろうじて幻覚や幻聴が視えたり聞こえたりする程度である。一方、神代家の直系と屍人は、意識を集中するだけで自分の視たい相手の視界を選別することができる。
赤い水を摂取することで普通の人間にも幻視能力を使えるようになるが、それは屍人化の兆候であることを意味する。
『SIREN』というゲームにおいて、もっとも特徴的かつ重要な能力である。
関連屍人赤い水

現世(げんせ)
人間が通常住む世界。
須田恭也の前日23:11:03の上粗戸/眞魚川護岸工事現場のステージは、ゲーム中、唯一の現世ステージである。
関連眞魚川護岸工事現場

県道333号線(けんどう・さんびゃくさんじゅうさん・ごうせん)
眞魚川沿いに走っている道路。
ゲーム中でも、牧野と知子が海送りを目撃したり、依子と志村が海還りを目撃して志村が自殺したり、知子が比沙子と出会ってしまったりと様々なドラマが繰り広げられている。
なお、県道333号線が実在する県を挙げていくと、愛知、茨城、愛媛、岡山、鹿児島、熊本、群馬、高知、佐賀、滋賀、静岡、島根、富山、新潟、兵庫、広島、福島、宮崎、山口と結構多い。県道ではないが北海道にも道道333号線がある。

来い(こい)
同行者を連れている時に登場人物ができる基本行動。待機している同行者を連れて行くことができる。
同行者は最初は「待て」の状態なので、ステージが開始してすぐこのコマンドをしないと、しばらくしてから同行者がついて来ていないことに気付いて、今来た道をまた戻るということをし、戻ってきた頃には今まで倒した屍人が蘇っているという失敗をした人も少なくないと思われる。
関連待て

航空写真(こうくう・しゃしん)
松川屋の壁に飾られてあった、1975年当時の羽生蛇村を空撮した写真。星川航空社が撮影した。
これを見ると、羽生蛇村は、山地の中の三角形に開けた地形であることが分かる。どう考えても、船舶や航空機の消失が相次ぐ魔の海域、バミューダ・トライアングルを意識した地形である。
関連松川屋星川航空社

講師(こうし)
竹内多聞の職名。 大学教育において、教授または助教授に準ずる職務に従事する学校職員のことをいう。
専任講師と非専任講師(非常勤講師)に分けられ、専任講師は一定の大学に在籍して職務に従事する講師であり、非常勤講師は客員講師とも呼ばれ、他の大学や研究機関などから呼ばれ一時的に教員職務に従事する講師を言う。竹内が専任講師か非常勤講師かは不明。
なお、大学の職種としてもっとも一般的なものとして、教授・助教授があげられるが、これらに昇格するためには、それなりの実績などがなければならないため、学会で異端視されていた竹内は、助教授に任命されることさえ難しかったかもしれない。
関連竹内多聞

合石岳(ごうじゃく・だけ)
27年前の災害で消失した羽生蛇北方の山間部にあった廃鉱山施設。主な産出物は錫で、産出した鉱物を蛇ノ首谷にある選鉱所へ運搬するための鉱内軌道(トロッコ)が敷設されている。
鉱量枯渇のために閉山されてからは、坑道のトンネルとトロッコレール、廃施設が荒涼とした風景を形成する廃墟と化している。
謎の発光体が何度か観測されたり、スカイフィッシュが飛んでいたりと、羽生蛇村のミステリースポットとも言える地域である。
吉川菜美子が神隠しにあったのもこの地域。
関連吉川菜美子スカイフィッシュトロッコ

公衆電話(こうしゅう・でんわ)
街角の電話ボックス、たばこ屋や喫茶店などの店先、駅やホテルなど、不特定多数の人が出入りする公共施設内に設置され、誰でも利用時に料金を支払えば通話可能な発信目的の電話機のこと。支払い手段には主に硬貨とプリペイドカード(テレホンカード)などが用いられる。
1900年9月、上野・新橋の両駅構内に日本最初の公衆電話である「自動電話」が設置され、1951年12月に登場した「委託公衆電話」で一般に浸透していった。1953年8月にはよく目立つようにと赤く塗られた「赤電話」が登場して、公衆電話の利用は急激に増加した。そして1982年12月にテレホンカードが利用できる「磁気カード公衆電話」が登場、1995年にはすべての公衆電話がカード式へとなった。
しかし1990年代後半の携帯電話やPHSの普及によって利用者が激減したため、急速に撤去が進んでいるが、携帯電話・固定電話を所有できない人の連絡用として、市街地で500m・郊外で1km四方に1台設置することになっている。
関連テレホンカード

拘束具(こうそく・ぐ)
身体のいろんな場所を拘束する器具。
竹内第2日18:37:11において、一番奥の中に入れる隔離室のドアのすぐ隣りの壁を調べるとある…が目には見えない。
関連隔離室

光柱現象(こうちゅう・げんしょう)
羽生蛇村のめずらしい自然現象とされているもので、地上の明るい光源が、空中の氷層に反射して起こると解されている。
しかしその実は、堕辰子が降臨することの前兆であり、その光柱から堕辰子の首を持った八尾比沙子が現れる。
関連理尾や丹

校長(こうちょう)
学校の長。小・中・高等学校において、学校を代表して校務をつかさどり、所属職員を監督・指導する地位にある者。
なので、ただの子供好きというならまだしも、ロリコンの人間がやってはいけない職種である。
関連名越栄治

校内放送(こうない・ほうそう)
春海が高遠に助けを求めるために使ったもの。職員室にあった放送機材を用いた。
しかし「校内」放送とは言っても、周囲には丸聞こえであることが多く、事実この春海の校内放送は竹内多聞初日2:18:34と須田恭也初日2:38:13でも聞くことができる(ただし恭也の場合はほんの微かにしか聞こえない)。

広報はにゅうだ(こうほう・はにゅうだ)
羽生蛇村役場発行の広報誌。
2003年7月号には、トップ記事に「第33回羽生蛇村きき酒大会」の開催レポートで石田徹雄が優勝した記事が掲載されている。またその下には春海の通う羽生蛇小学校折部分校の遠足の様子も掲載されている。
関連石田徹雄羽生蛇村きき酒大会

小代 恵子(こしろ・けいこ)
美浜奈保子のモデルと声を担当した役者さん。愛称:けーな。
劇団「X−QUEST(エクスクエスト)」に所属。8月23日生まれ。O型。趣味はお風呂、ボディボード、スノーボード、ショートスキー。
「けーなのお部屋」というホームページを運営中。
関連美浜奈保子

御神体(ご・しんたい)
眞魚教の御神体であり、堕辰子の首。これが紛失していたり、壊れていたりすると儀式が失敗する。
関連堕辰子の首

戸籍抄本(こせき・しょうほん)
戸籍謄本(とうほん)が戸籍原本の内容全部を写したものであるのに対し、請求者の指定した部分だけを移したもの。戸籍個人事項証明書ともいう。
ここからは前本籍、前戸主、戸主、両親、続柄、氏名、生没年月日とその場所、届人及び養子相続婚姻の諸事項(養子先・実家等)、妻子の名前や生年月日などがわかるようである。
ところでアーカイブNo.025の「神代淳の戸籍抄本」は正しくは「神代政太郎の戸籍抄本」ではないでしょうか。戸籍抄本を見たことないので良く分からないんですけど・・・。

児玉 啓(こだま・けい)
恩田美奈・理沙の姉妹役のモデルと声を担当した役者さん。
趣味はビデオ鑑賞。
こちらはご本人の書き込みも見れる掲示板です。(閉鎖されたようです)
関連恩田理沙恩田美奈

木花咲耶姫伝承(このはなさくやひめ・でんしょう)
羽生蛇村に伝わる神話伝承。迩迩芸命(ににぎのみこと)は天降った時に、木花咲耶姫を見初め結婚を申し込んだ。すると木花咲耶姫の父である大山津見神(おおやまつみのかみ)は大変喜んで、姉の石長姫(いわながひめ)も副えて送った。
すると迩迩芸命は、石長姫に込められた永遠の命に心奪われ、木花咲耶姫を送り帰してしまった。花のような繁栄の願いが込められた木花咲耶姫を邪険にしたせいで、迩迩芸命の子孫は、闇に閉ざされ二度と日の光を浴びることはなくなったという。
おそらくこの話は、八尾比沙子が堕辰子の肉を食べて永遠の命を得た代わりに、呪いを掛けられてしまったということが影響しているものと思われる。
なお本来の木花佐久夜毘売伝承は『古事記』を出典とする神話伝承で、天照大御神(あまてらすおおみかみ)の孫である邇邇芸能命が、神阿多都比売(かむあたつひめ)またの名を木花佐久夜毘売という美しい女性と出会い求婚したところ、これを光栄と喜んだ父の大山津見神は、姉の石長比売も一緒に嫁がせた。しかし石長比売はたいそう醜かったため、恐れをなした邇邇芸能命は石長比売を送り帰した。そのため邇邇芸能命の子孫である天皇家の寿命は永遠ではなくなった、という由来を語ったもの。

小南 千明(こみなみ・ちあき)
四方田春海のモデルと声を担当した役者さん。
東京児童劇団所属。1991年11月15日東京都生まれ。B型。趣味・特技は、歌・ダンス・プリクラを撮ること。
関連四方田春海

ゴルゴ屍人(ごるご・しびと)
猟銃を持った半屍人の別称。そのあまりの射撃の命中率の高さから、この名がつけられた。単に「ゴルゴ」と呼ぶこともある。
なお「ゴルゴ」は、さいとう・たかを作の超々巨編漫画『ゴルゴ13』の主人公から取っている。
とはいっても本物のゴルゴとは違い、簡単に背後を取られるし、一撃必殺ではないし、弾を外すことすらある。
関連猟銃屍人

コンプレックス
劣等感であり、その人の主体性をおびやかすもの。人間誰しも何らかのコンプレックスを持っているものであり、『SIREN』に登場する人物の中にもコンプレックスを持った者がいる。
1.養父や村人たちの過度な期待を掛けられた牧野慶は、子供の頃から育ての母として、また求導師の先生役として八尾比沙子の絶対的な愛を受けて育ってきたため、筋金入りの"八尾さんコンプレックス"である。
2.数奇な運命により、双子の兄である牧野慶が"求導師様"として慕われているのに対し、村の汚れ役である宮田医院の後継ぎとなった宮田司郎は、"求導師コンプレックス"と言えるであろう。
3.「春海ちゃんの匂いがするよ〜」と口走った名越栄治は、"ロリータ・コンプレックス"いわゆる"ロリコン"の可能性がある。
関連牧野慶宮田司郎名越栄治ロリコン



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