ダークネスJAPAN(だーくねす・じゃぱん) | |
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美浜奈保子が霊感レポーターとして2003年に出演していたCS放送番組。 オカルト関係の事柄を扱う番組で、第1回「口裂女は実は生きていた!!現在53歳都内のアパートで一人暮らし」を皮切りに、2003年8月2日現在で7回放送されている。8月10日には第8回目の「ついに発見!!あの幻の猟奇事件の舞台につちのこ!?」が放映される予定だったが、これを収録中に異変に巻き込まれてスタッフがいなくなってしまったため放映は中止され、番組自体も打ち切りになったものと思われる。 当然のごとく番組にあてられている予算はかなり少ないようで、タイアップ(TV放送では、商品の宣伝をする代わりに、賞品として提供してもらうこと)として放送され、超短期で収録をすませ、宿泊する場合は車中で一泊し、出演者のギャラを安くするなどして、徹底的に予算を低くするようにされている。 オカルトランドの書きこみによれば、美浜はこの番組でスカイフィッシュを捕まえようとしていた。 プロデューサー:藤沢貴文、ディレクター:寺沢賢治 | |
関連 | 美浜奈保子、藤沢貴文、寺沢賢治 つちのこ、スカイフィッシュ |
体育館(たいいく・かん) | |
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学校において運動をしたり生徒が全員集合して集会やイベントに用いられる場所。災害などが起こったときは周辺住民の緊急避難場所としてもしばしば利用される。 高遠は羽生蛇村小学校折部分校の体育館の地下倉庫でバールを拾い、そして屍人化した名越を対峙した。その後美浜が非常口から侵入したが、その時には蜘蛛屍人の足場として一面に針金が張り巡らされ蜘蛛屍人の巣と化していた。 | |
関連 | 羽生蛇村小学校折部分校 高遠玲子、美浜奈保子、名越栄治、蜘蛛屍人、 バール |
第一病棟診察室(だいいち・びょうとう・しんさつ・しつ) | |
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旧宮田医院の一室。宮田たちは、病院にいる時にはここを一時の拠点としていた。 恩田理沙が屍人化した美奈に襲われている時、宮田と牧野がまったりと会話をしていた場所でもある。 | |
関連 | 旧宮田医院 |
大学ノート(だいがく・のーと) | |
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主に6oから7oの横方向の罫線が印刷されているB5判のノートのこと。安野依子はこれに竹内の似顔絵と講義の内容を書いていた。 意外にも歴史は長く、1884(明治17)年に当時の東京帝国大学、現在の東京大学の前にあった「松屋」という洋書店が、外国から帰国した大学教授のすすめで作って東京大学の学生向けに販売したのが最初だと言われている。その後、神田の丸善が「大学ノート」の名称で販売。このため名前については、最初に売り出した「松屋」が大学の前にあって、当然大学生が買って使うので、自然に「大学ノート」と呼ばれるようになったという説と、丸善がその名前をつけて売り始めたから「大学ノート」と呼ぶという説があるようである。 かなり余談だが、大学いもに関しても名前について諸説あり、その中で最も有力な説によれば、昭和の初期、日本が不況だった頃、東大生が学費などを稼ぐために中国から伝わっていた大学いもを作って売ったらしく、それが当時の大学生の間で大ブレイクしてその後、「大学いも」と名付けられたとのこと。 | |
関連 | 安野依子 |
大衆食堂?(たいしゅう・しょくどう) | |
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大字粗戸にある食堂。ただゲームの食堂の暖簾には「大衆」までしか書かれていないためこれは仮名。 羽生蛇蕎麦ともやし中華を販売していることで有名。 | |
関連 | 大字粗戸、羽生蛇蕎麦、もやし中華 |
ダイナマイト | |
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合石岳の東第3斜坑に設置されていた爆発物。誰がいつ設置したのかは不明。牧野(宮田)が美奈を瓦礫の下敷きにするため利用された。 ダイナマイトは、アルフレッド・ベルンハルト・ノーベルが1866年に発明したもので、液状のニトログリセリンを珪藻土に染み込ませ、安全な取扱いと運搬ができるようにしたもの。ダイナマイトは鉄道の開拓や鉱山の開発などに用いられたが、戦争にも利用され多くの人がダイナマイトの犠牲になった。それを悲しんだノーベルは、ダイナマイトやそれよりも強力な無煙火薬の発明、油田などで築いた財産を、科学の発展に寄与した人に分け与えるように遺言を残し、その遺言をもとにノーベル賞が設立された。 | |
関連 | 牧野慶、恩田美奈 |
タイムアタック | |
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すべてのステージの全終了条件を終えるとプレイできる『SIREN』における数少ないおまけ要素。その名の通り、ステージのクリアタイムを計って、より短いタイムを目指す。 やりこめる人は相当やりこめるのだが、タイムアタックを全部埋めたからと言って何か他に出てくるわけでもないので、やる気力がわかない人にとっては一つもやらないでしまうことも多い。 |
大予言(だい・よげん) | |
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三島酒造が製造している日本酒の銘柄。 第33回羽生蛇村きき酒大会で石田徹雄が獲得した日本酒もこれだが、田堀の廃屋の倉庫で須田が入手する酒瓶の銘柄もこれである。 なお、田堀の廃屋で入手できる大予言は大吟醸である。 | |
関連 | 三島酒造、石田徹雄、羽生蛇村きき酒大会、酒瓶 |
高遠 玲子(たかとお・れいこ) | |
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羽生蛇村小学校折部分校の、四方田春海がいる4年生クラスを担当する体育教師。体育大の教育学部を卒業している。小学校の行事「星を見る会」に付き添っていたところ、異変に巻き込まれる。 2001年の夏に起きた海水浴場の高波事故で、当時2歳だった自分の娘のめぐみとはぐれてしまう。必死に娘の姿を探すが、その最中、海中で意識を失っている2人の子供を発見する。自分の娘の無事を祈りながらも、強い正義感からその子供たちを見捨てずに救出する。しかし自分の娘であるめぐみは発見が遅れ、命を落としてしまう。 もともと明るく屈託のない女性だが、このような事故にあってしまったため、その心に暗い影を落としてしまう。そして結果的に自分の娘を助けられなかったことに対し激しく自責の念に囚われてしまい、次第に夫との仲も悪くなり、ついには離婚してしまう。 こうしたつらい過去を持つ彼女は、両親を亡くし、深い孤独を抱えている春海に亡き娘の姿を重ね合わせ、春海を命がけで守り抜くことを決意する。そして子供を亡くすといったことが一種のトラウマになっている高遠は、春海を救うためにその命を犠牲にする。 しかし赤い水の力によって蘇った高遠は、半屍人となって春海に襲いかかる。海送りを終えた後は頭脳屍人となって春海を探し続けるが、名越に襲われそうになっている春海を発見した頭脳・高遠は、屍人となってなおその身を呈して春海を助ける。 そんな感動的な行為を繰り返した彼女だが、半屍人の時は「ドリフ」、頭脳屍人の時は「クチビルゲ」と呼ばれている。 名前の元ネタは、「女教師仕置き人」で主演をした、かとうれいこ。 モデルと声を担当したのは細川聖可。 | |
関連 | 四方田春海、鈴木めぐみ、名越栄治 羽生蛇村小学校折部分校、星を見る会、バール ドリフ・バージョン、クチビルゲ、頭脳屍人 細川聖可 |
高橋 功(たかはし・いさお) | |
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アートディレクションを担当した製作スタッフ。CM業界を経てゲーム業界に入る。ディレクターの外山圭一郎と設定・シナリオの佐藤直子とは『サイレントヒル』で関わってきた仲。 『マニアックス』には彼のインタビューも載っている。 | |
関連 | 外山圭一郎、佐藤直子 |
濁流(だくりゅう) | |
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屍人ノ巣を半壊させた赤い水の奔流。 牧野(宮田)が水門を破壊したことによって流れてきた。 結構多くの人が濁流の巻き添えになっているが、巻き込まれた人の全員は既に完全な普通の人ではなくなっているので問題はないだろう。春海は運良くこの濁流には巻き込まれていない。 | |
関連 | 屍人ノ巣、羽生蛇水門、牧野慶 |
竹内 臣人(たけうち・おみと) | |
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竹内多聞の父親で羽生蛇村の郷土史家。 27年前の異変の時に異界に巻き込まれる。その後、水門の底でサイレンの音の誘惑に耐え完全な屍人となることに抵抗していたが、牧野(宮田)が水門を破壊したことにより、27年ぶりに姿を現した。我が子を思う気持ちのためかは分からないが、宇理炎の炎にも焼かれずに済んでいる。 竹内家で多聞と再会でき、その喜びを分かち合っていたが、安野にバットで殴られて多聞を奪われてしまう。最後は須田に宇理炎で焼かれてしまったものと思われる。 自費出版で「竹内伝書」を執筆しており、その表紙に書かれた"堕辰子降臨歴"から、堕辰子が西暦684年に降臨したことを言い当てている。どうやら眞魚教の教義にあたる神代家と不入谷教会の関係まで勘付いていた可能性は高い。しかしそれを糾弾したりすることはなく、臣人自身は熱心な眞魚教信者であるらしい(廃屋のメダルも彼の物か?)。 また鋭い勘を持つ家系同士ということで、志村晃とは友人であった。晃の息子の晃一に、「相反する力」のことなどを教えていたのも臣人だったと思われる。 関係ないが臣人と言われて思いつくのは『魁!!男塾』の伊達臣人。 モデルと声(?)を担当したのは、竹内多聞と同じ舘正貴(二役)。 | |
関連 | 竹内多聞、竹内好子、志村晃、志村晃一、竹内伝書 舘正貴 |
竹内 多聞(たけうち・たもん) | |
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城聖大学で民俗学を教える講師。 羽生蛇村の出身で、27年前の災害ではなんとか異界に巻き込まれずに済んだ。しかしそのため両親とは離別している。その後は、村外の遠い親戚の下に預けられ育ったようである。 民俗学だけでなく考古学から宗教学、はては神話をはじめとしたオカルトの類まで興味を示す竹内が生み出す学説は、あまりにも先鋭的な論理展開であるために、学会では異端視されている。 また、竹内家の血のためか、霊感が強く、子供の頃から怪異現象に触れており、普通の人には視えないものまで視えてしまう(井戸の桶から出た子供の手がその例)。 27年ぶりに行われるという村の秘祭の情報をどこからか入手し、嫌な予感が抑えきれない多聞は、謎のルートからけん銃を手に入れ、単身村へ…行こうとしたところ、教え子の安野依子が強引について来てしまう。 異界に巻き込まれてからは、民俗学者としての独自の見地から、自力で異界からの脱出、そして怪異の原因を突き止めようと試みる。しかし最後はそんなこともどこ吹く風で、昔懐かしい自宅に帰省することに尽力し、その甲斐あって27年ぶりに両親と感動の再会を果たす。 赤い水の影響で徐々に半屍人化の兆候が表れるが、屍人ノ巣に軟禁された時に赤い水の水溜りを通じて、微量ながら恭也の血(神代の血)が交じっているため、屍人になることはない。ただし中途半端に屍人と化しているため、依子がバケモノに見えたり、土人形のような姿の両親が普通に見えたりしている。 依子の手によって両親と別れてからは、永遠の恐怖に怯えながら異界で暮らしているものと思われる。 カツラではないかとの疑惑が囁かれているが、真偽のほどは不明。 多聞のイメージの基となったのは諸星大二郎の妖怪ハンターシリーズの主人公、稗田礼二郎。名前の由来は、竹内姓は『竹内文書』や竹内宿禰、竹内巨麿などから。多聞という名前は四天王の一天、多聞天から(実際にもこういう名前の人はいる)。 モデルと声を担当したのは舘正貴(二役)。また、少年時代の多聞のモデルと声を担当したのは外山朔弥。 | |
関連 | 安野依子、竹内臣人、竹内好子、城聖大学、民俗学 38口径短銃、「少し黙っていてくれ」、ヅラ 舘正貴、外山朔弥 |
竹内伝書(たけうち・でんしょ) | |
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竹内多聞の父・竹内臣人が自費出版した小冊子。1971年に「神代家覚書」が、1973年には「羽生蛇村ノ信仰」が発行されている。 古代版のトンデモ本『竹内文書』を元ネタとしている。 | |
関連 | 竹内臣人 |
竹内 好子(たけうち・よしこ) | |
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竹内多聞の母親。 夫である竹内臣人とともに1976年の災害で異界に巻き込まれ、半屍人と化した後も水門底でサイレンの誘惑に耐えていた。 水門が壊された後は、夫と一緒に自宅へ向かい、息子との再会を果たしている。しかし安野依子にバットで殴られ、愛息子を奪われてしまう。 モデルと声を担当したのは、田中好子。 | |
関連 | 竹内多聞、竹内臣人、安野依子 |
凧糸(たこ・いと) | |
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太い木綿製の糸。凧揚げに用いられていたため、このように呼ばれているが、ハムなどの料理用に用いられるものも"凧糸"と称される。麻製やナイロン製のものも存在する模様。 恩田理沙が、田堀の廃屋から脱出するために用いられた。 | |
関連 | 恩田理沙 |
ダストシュート | |
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マンションなどの各階ある捨て口からゴミを捨て、最下階や地下にある集積所にゴミを集める縦穴状の設備のこと。投入口にゴミを入れると、下階にある出口までゴミが落下していく。 わざわざ集積所までゴミを運搬しなくても良いため、効率的に作業などが行えると言われていたが、最近では分別の必要性や衛生面の問題などから使われなくなっていることが多い。 ここから脱出するというシーンが時々見られるが、できることならやりたくないものである。 どうでも良いが、TBS系列で放送中の「世界ふしぎ発見!」で使われている「ボッシュート」とは、没収とダストシュートを合わせた造語。 旧宮田医院にて、宮田司郎が猟銃屍人を行動不能にするために利用した。 | |
関連 | 宮田司郎 |
堕辰子(だたつし) | |
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天武15(684)年、彗星の出現とともに現れた「常世の存在」。羽生蛇村に眞魚岩とともに降ってきたこの幼生体は、当時の村人にとっては「天から舞い降りた神」であり、崇め奉られる絶対的な存在であった。 しかし、その年に村を襲った絶望的な飢饉のため、空腹に耐えられなくなった八尾を含む村人の数人によって肉を食べられてしまう。 八尾の直系の子孫を生贄として捧げ続けたことで、なんとか復活する。しかし、美耶子の実(血)が不完全であったため、不完全体として理性のない状態で復活する。 陽の光を極端に嫌い、日光に体をさらすだけでその身が焼かれる。 身を焼かれ、水鏡からいんふぇるのに逃げ込んだ後、堕辰子の血肉をもっとも色濃く受け継ぐ八尾の実によって完全体として復活する。しかしそれから間もなく須田によって宇理炎で焼かれ、焔薙で首を落とされる。 異界では堕辰子の鳴き声が6時間おきに鳴り響き、それに誘われるように屍人たちは海送りを始める。また、水鏡からは堕辰子の血がとめどなく溢れ出て、それが異界を覆う赤い水の正体である。 堕辰子の正体は宇宙人という見解もあるが、実際のところどうかは分からない。 しばらくは名前をまともに呼んでもらえなかったという悲しい過去を持つ。 モチーフはリーフィー・シードラゴンというタツノオトシゴの一種。ネーミングもここから来ているそうである。 | |
関連 | 八尾比沙子、神代美耶子、サイレン、赤い水、実 常世、いんふぇるの |
堕辰子降臨暦(だたつし・こうりん・れき) | |
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堕辰子が村に堕ちてきた684(天武12)年を堕辰子降臨暦1年とした暦。 竹内伝書の表紙にその名前が見られるが、おそらく眞魚教徒の間で用いられている暦であろう。 | |
関連 | 堕辰子、竹内伝書 |
堕辰子の首(だたつし・の・くび) | |
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眞魚教の御神体。聖婚の儀式で用いられ、これがないと儀式は失敗とされて、村の一部は異界に引きずり込まれる。 須田が焔薙で切り落とした首が、時空のはざまに落ちていった八尾の手によって、首を必要としている時間へ運ばれる。 遮光式土器がデザインの元ネタ。 | |
関連 | 堕辰子、御神体、八尾比沙子、須田恭也 |
舘 正貴(たち・まさき) | |
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竹内多聞と竹内臣人の二役のモデルと声を担当した役者さん。 優企画所属。1963年3月13日茨城県生まれ。特技は殺陣(たて)、アクションスキューバダイビング(オープンウォーター)、乗馬、スキー、テニス。 俳優業の他、脚本家としても活躍中で、KONAMI社の『ときめきメモリアル3』ほか、アニメやゲームの脚本も何本か手がけている。 | |
関連 | 竹内多聞、竹内臣人 |
田中 奈保子(たなか・なおこ) | |
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美浜奈保子の本名。 芸能人になるからには、ありふれた名字では駄目だと思っていたのだろう。ちなみに田中は日本で4番目に多い名字である。 | |
関連 | 美浜奈保子 |
田中 好子(たなか・よしこ) | |
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竹内多聞の母親・竹内好子のモデルと声を担当した役者さん。 元キャンディーズの田中好子なのかはイマイチ確信が持てない。情報願う。 | |
関連 | 竹内好子 |
棚田(たなだ) | |
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山麓や丘陵および扇状地などにおいて、自然傾斜を緩和した階段状の耕作地。小さなものまで数えれば千枚にも達するところから「千枚田(せんまいだ)」とも呼ばれている。 棚田を開拓すれば、稲作に向いていない山間でも米が作れるため、もともと山岳地域が多い日本では全国各地で見られる。日本だけでなく、世界の各地の米作を行っている山間地帯では、棚田のような耕作地が見られる。 棚田は1つあたりの耕作面積が小さく、機械化による農作業の効率化が困難である。また山間部の農業就労者の高齢化も進み、急な傾斜を登らなければならない棚田は耕作放棄が相次いでいる。 しかし棚田は食料の生産のためだけではなく、土砂流災害や洪水の防止、水質減涵養(かんよう)、地域生態系の保全や生活文化を維持するなどの機能・役割を有する。水田となっている時の景観は絶賛に値する。 そのため農林水産省は棚田の維持を目的として、1999年7月16日に134地区(117市町村)を「日本の棚田百選」として認定した。 他にも地域の非農家や地域外住民にオーナーになってもらう棚田オーナー制度を導入したり、ワサビなど付加価値の高い商品作物を栽培したりして、棚田を維持していこうという活動が行われている。 羽生蛇村にも刈割に棚田が存在しているが、こちらは大部分が耕作放棄され、中には墓地と化しているところもある。 | |
関連 | 刈割 |
「種明かし」(たね・あかし) | |
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宮田は赤い水の秘密を明かそうとして、恩田姉妹を切り刻んで調査していた。これはその現場に訪れた牧野に言った宮田の言葉。 だが、その割には大した種明かしはなされておらず、そのため宮田はただ解剖がしたかったのではないかという疑念も浮かび、単にマッドドクター宮田の地位を確立してしまっただけという感がある。 牧野が「狂ってる」と言いたくなるのも仕方ないだろう。 | |
関連 | 宮田司郎、「狂ってる」 |
タバコ | |
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南米原産のナス科の多年草亜熱帯性植物。学名:Nicotiana tabacum。日本のような温帯域では一年草として栽培されている。葉を乾かして同名の嗜好品を作り、火をつけて発生した煙を吸入するなどして楽しむ。紙巻タバコ・刻みタバコ・嗅ぎタバコ・噛みタバコ・葉巻などの種類があるが、日本では紙巻タバコが一般的。 嗜好品として世界各地で広まっているものだが、葉に含まれるニコチンには強度の依存性があり、ひとたびニコチン依存症となると、それを断ち切るための禁煙には一般的に非常な困難が伴う。また、発がん性物質やその他の有害物質を含むため、多量の喫煙によって健康を害するおそれがある。 タバコの煙には、喫煙者が吸う主流煙、主流煙を吐き出した呼出煙、周りの人間が間接的に吸う副流煙があり、喫煙しない人が副流煙や呼出煙を吸うことを受動喫煙と言い、フィルターを通さない分、受動喫煙の方が有害物質を多く吸入してしまうことが知られており、職場や公共の場所での禁煙・分煙が推進される大きなきっかけとなった。 また未成年者は喫煙による被害を大人よりも被るため、日本では未成年者喫煙禁止法で未成年の喫煙、未成年者へのタバコの販売を禁止している。 日本でのタバコの製造はJT(日本たばこ産業)のみが行い、たばこ事業法第9条によりJT以外の者がタバコ製造を行うことは禁止されている。 自殺者の血中ニコチン濃度は異常に高いという調査もある。これは精神活動の鎮静作用があるタバコを常習的かつ過剰に摂取した場合に、うつ病状態に陥り、自殺を実行してしまう可能性があるというものである。 道に迷ったらタバコを吸うと良い、という迷信もある。これは狐などによって化かされて道に迷っている時に、タバコを吸うと狐がその煙を嫌って逃げ出すためではないかと思われる(実際は気持ちを落ち着かせているだけなのだろうが)。狐だけでなく、タバコの煙が苦手な化け物は多いらしい。 美浜奈保子は蛇頭峠で道に迷った時、タバコを吸おうとしたが切らしていた。そのためか、ずっと同じところをぐるぐると回っている。 | |
関連 | 美浜奈保子 |
田堀(たぼり) | |
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廃屋があった地域の名前。 取扱説明書や『マニアックス』など基本的に田堀と表記されるが、終了条件が表示される画面では田掘と表記されている。 おそらく田堀が正しい方だろう。 | |
関連 | 廃屋 |
ダム | |
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眞魚川上流にある眞魚川水門(羽生蛇水門)のこと。牧野(宮田)に爆弾で破壊された。 | |
関連 | 眞魚川水門、羽生蛇水門 |
地図(ちず) | |
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地球表面の形状や事物を、一定の約束に従いながら縮尺して記号・文字などで平面上に書き表したもの。山道や知らない場所などに行く場合、迷わないようにするため必要となる。 ゲーム中でもセレクトボタンを押すことで、コンパス付きの簡略な地図を見ることができるが、最初はそれに気付かないプレイヤーも多く、また見れたとしても最近のゲームに見られるような現在位置の表示がなされないため、「使えない」などと評されることがしばしばある。 しかし、実際の地図には現在位置など表示されず、周りの風景などを基準に現在位置を割り出すしかない。そして知らない場所で自分がどこにいるのか分からない恐怖を演出したかったのだと考えれば、現在位置がなくても納得できるし、表示する必要性も大して感じられないだろう。 また、大字粗戸には町内の地図看板がある。 | |
関連 | 大字粗戸 |
血塗れの集落(ちまみれ・の・しゅうらく) | |
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オカルトランドで須田恭也が書き込みをしたスレッドの名前。 ある人がドライブ中に道に迷い、羽生蛇村の跡らしき場所に入り込んでしまった書き込みから始まる。そこから三十三人殺しの起こった村という話も相まって、恭也の興味を抱かせることになる。 元ネタはマウンテンバイクという人が2ちゃんねるに書き込んだ「かなりやばい集落見つけました。」というスレッド。 | |
関連 | オカルトランド、須田恭也、××村三十三人殺し |
卓袱台(ちゃぶ・だい) | |
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大正から昭和40年代にかけて、日本の家庭で一般に用いられた、四脚で折り畳みのできる木製の食卓。一般的には円形をしている。 卓袱(ちゃぶ)とは、中国で用いられる「テーブル掛け」のことで、ここから転じて日本では「食事」の意味で用いられる。 日本家屋は部屋の用途が特定されていないので、日中に居間として利用された部屋を夜間には寝室として利用する場合も多かった。このため中央に置かれる卓袱台は収納を容易にするため折畳式になっており、折畳式でないものは卓袱台とは呼ばない。 常に居間の中心にあったので、家族団らんの象徴でもあるが、アニメ『巨人の星』のエンディングで主人公の父親・星一徹が、卓袱台をひっくり返すシーンが毎回見られたことから、卓袱台を見るとひっくり返したくなる衝動に駆られる人も少なくないと思われる。 田堀の廃屋の居間にも卓袱台が置かれており、前田一家の団らんに一役買っている。落書きがあるのもご愛嬌といった感じか。 | |
関連 | 廃屋 |
中央交差点(ちゅうおう・こうさてん) | |
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上粗戸にある羽生蛇村市街地の中央に位置する交差点。 春海がここに到達して休んでいる時に、牧野と宮田が対峙し、宮田は牧野を射殺。宮田が牧野になりかわる。 | |
関連 | 四方田春海、牧野慶、宮田司郎、上粗戸 |
駐在巡査(ちゅうざい・じゅんさ) | |
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石田徹雄の職業とされているもの。 「駐在」とは駐在所にいる警察官のこと。駐在所とは、原則的に一人の警察官が家族とともに地域に居住しながら勤務する場所のこと。主な設置場所は、市街地の郊外や過疎地域、山間部、孤島などがある。 それに対し「交番」は、複数の警察官が交代で勤務する。これは日本各地で見られる(なお、「派出所」は1994年に「交番」へと改称されている)。 だから初老の上司と夜勤中であったという石田は交番勤務であるはずで、駐在巡査ではなく交番巡査と呼ぶのが正しいと思われる。 | |
関連 | 石田徹雄 |
貯金箱(ちょきん・ばこ) | |
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個人的にお金を貯めるために用いられる容器。宮田が石田をおびき出すために用いられた。 さまざまな形状のものが売られているが、「貯金箱」と言われてイメージとして思いつくのは、ゲームの中でも登場した豚の貯金箱だろう。 貯金したお金を取り出す場所がついているものもあるが、ついていない貯金箱もあり、その場合は割るなどして壊さなければならない。しかし、中に入っている金額が破壊した貯金箱の値段よりも低かった場合、損した気分になるおそれがあるので、破壊する場合は注意と覚悟が必要となる。 | |
関連 | 宮田司郎、石田徹雄 |
つちのこ | |
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古くは古事記の時代より日本に生息すると言われている未確認動物UMA(Unidentified Mysterious Animals)または妖怪。漢字では「槌の子」と表記する。地域によっては杵の子、タンコロ、コロ、どてんこ、わらづち、とったり、五八寸、野槌蛇、いのこへびなどとも呼ぶ。 形状についてA型とB型に別れ、A型は、胴が長く、あまり跳ばないが、上下運動(尺取虫のような動き)をし、 垂直に立つ。顔はのっぺりと して比較的優しい。蛇に間違えられる。 眼が丸く大きい。B型は真正ツチノコといわれている もので上下運動はもとより5メートル以上跳ぶ。A型より太くて短い。 眼がみえ、鳴く。つちのこが発見されたとされる地域の特徴は、そのほとんどがB型のものであり、ゲームに出てくるつちのこもB型である。 多くの地域で見られる特徴としては、体長30〜80pくらい。体色は黒褐色、こげ茶色、黒、灰色(腹部が黄色、背部に斑点がある)。体型はビール瓶くらいの胴から三角形の頭がちょこんと出ている。いびきをかく、垂直に立つ、タイヤのように丸くなり転がる、蛇行しないで真っすぐに前後に動く、ジャンプする(2mくらい)、毒を持つものと持たないものが混在している、春から秋(4〜11月)に出没するなど。 全国各地で見られ、村おこしとして懸賞金をかけている所も多く、中には懸賞金に2億円をかけている町もある。 正体に関してはただのトカゲ、異なる種類のヘビ、奇形のヘビ、鼠を食べたばかりのヘビなど諸説ある。もちろんつちのこの存在を信じて疑わない人もいる。 羽生蛇村でもつちのこが発見されているらしく、羽生蛇つちのこ委員会 を設けて、賞金100万円を懸けている。 廃屋ではなぜか風呂の中に潜んでおり、そこから逃げた後は刈割で知子に発見されている。 | |
関連 | 羽生蛇つちのこ委員会 |
津山三十人殺し事件(つやま・さんじゅう・にん・ごろし・じけん) | |
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昭和13(1938)年5月21日に岡山県津山市のはずれで実際に起こった、日本犯罪史上未曾有の大量殺人事件。 21歳の青年(都井睦雄と呼ばれているが本名なのかは不明)が、黒詰襟の学生服に、両足に軍事訓練に使うゲートルを巻き、鉢巻き状に巻きつけた頭の手拭いに2本の小型懐中電灯を取り付け、さらに自転車のナショナルランプをひもで首から胸に吊り下げるという姿で、日本刀一振りと匕首(あいくち)2口、猛獣狩り用の猟銃と弾丸100発を持ち、村人30人を殺害し、3人に重軽傷を負わせた。そのため「津山33人殺傷事件」とも呼ばれることもある。 犯人の青年は事件の後、何通かの遺書を残して自殺した。 その凄惨さゆえか、横溝正史の『八つ墓村』や島田荘司の『龍臥亭事件』など、小説や漫画などに影響を与えており、『SIREN』の××村三十三人殺しもこの事件を元ネタとしている。 | |
関連 | ××村三十三人殺し |
ヅラ | |
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鬘(かつら)の略称。鬘は「かずら」とも読むからズラでも正しい。 竹内多聞は、その髪型が、CGのためかカツラをかぶっているように見えるため、この二つ名をつけられるようになってしまった。もちろんそんな設定はどこにも見られないのでただのネタである。 | |
関連 | 竹内多聞 |
吊り橋(つり・ばし) | |
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橋脚を用いず、両岸から空中に綱や鉄線を張り渡し、それに通路を設けた橋。 蛇ノ首谷にも吊り橋が架けられているが、第2日10:00で竹内によって燃やされている。 | |
関連 | 蛇ノ首谷 |
鶴嘴(つるはし) | |
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土砂・岩石などを掘り起こすのに使う鉄製の道具。鶴の嘴(くちばし)のように両端がとがり、中央に柄がある。 志村晃が道祖神の道に行くために朽ちた鶴嘴を使用した。 はっきりとは分からないが、頭脳屍人化した恩田理沙の武器も鶴嘴のように見える(ハンマーかもしれないですが…)。 | |
関連 | 志村晃、恩田理沙 |
鉄柵(てっさく) | |
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鉄製の柵。刈割にある鉄柵の鍵は火掻き棒で壊せるほど貧弱。 | |
関連 | 須田恭也、火掻き棒 |
鉄パイプ(てつ・ぱいぷ) | |
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配管など様々な用途に用いられる鉄製のパイプ。竹内多聞が武器として使用した。 | |
関連 | 竹内多聞 |
手拭い(て・ぬぐい) | |
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江戸時代に綿栽培が盛んになってより、日本で広く普及してきた木綿製のきれ。 手拭いと言うが、手だけでなく顔や体を拭くなどいろいろな使い方ができる。おしぼりの方は、顔や体を拭くとみっともない行為になる場合があるので注意。 牧野が冷凍庫に入れて凍らせた手拭いを、宮田が利用して須田の学生手帳を見つけるのが正規の攻略法とされているが、実は貯金箱を割るだけの方が簡単というのは有名である。 | |
関連 | 牧野慶、宮田司郎、貯金箱 |
寺沢 賢治(てらさわ・けんじ) | |
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美浜奈保子が出演した「ダークネスJAPAN」のディレクター。 名前の元となったのは、『SIREN』のアシスタント・プロデューサーを担当した制作スタッフの寺澤健治。 | |
関連 | ダークネスJAPAN |
テレホンカード | |
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公衆電話を利用するためのプリペイドカード。テレカと略されることもある。1982年12月に現在のNTTが発行した。 磁気テレホンカードとICテレホンカードの二種類があるが、一般的に「テレホンカード」と言えば磁気テレホンカードのことを指す(ここでもそちらの意味で用いる)。なお、ICテレホンカードは、2006年3月末にICカード公衆電話が廃止されるに伴ない使用ができなくなる。 2005年現在、50度数のものと105度数のものが販売されている。かつては320度数、540度数のテレホンカードも存在したが、偽造が相次いだため1991年12月28日に廃止された。 テレホンカード全盛期においては、発行枚数の少ないプレミアカードに数十万円の価値がついていたが、現在ではその熱も冷めている。しかしそれでもなお、一部のテレホンカードが数万円で取引されているようである。 蛇ノ首谷の祠付近に、美浜奈保子の使用済みテレホンカードが置かれており、これを宮田が拾い利用した。アーカイブとしての一面もある。「BANG」特製であり、この世に2枚しか存在していないため、かつてはかなりの価値があったであろうが、美浜の現在の人気と使用済みであることを考えると価値はまったくないであろう。 | |
関連 | 美浜奈保子、宮田司郎、BANG |
「天使様」(てんし・さま) | |
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空一面に見える幻想的な発光体を見て、前田知子はそれをこのように表現した。これが見えるということは、その人がすでに屍人と化していることを示している。 | |
関連 | 前田知子 |
天使のレリーフ(てんし・の・れりーふ) | |
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恩田理沙が病院のベッドで見つけたレリーフ。剣と盾を掲げた双子の天使の像が彫りこまれている。 宇理炎を象徴的に表現していることは間違いないだろう。 | |
関連 | 宇理炎 |
天地救之伝(てんち・すくい・の・つたえ?) | |
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羽生蛇村に伝わる聖典。村独特の宗教観を体系的に解説している。 アーカイブの中でいくつもの章ごとに収められており、「末世過乱ノ事」、「木る伝」、「理尾や丹」、「稗え田ノ木ノ実」、「果報ノ御告げ」という項目がゲーム中で読むことができる。 元ネタとなったのは、隠れキリシタンが聖書を元にして書き残した『天地始之事』(てんちはじまりのこと)。 | |
関連 | 末世過乱ノ事、木る伝、理尾や丹、稗え田ノ木ノ実 果報ノ御告げ |
電話(でんわ) | |
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正確には「電話機」と呼ぶ、音波を電流または電波に変えて離れた場所に送り、それをさらに音波に還元して通話させる装置。または電話機を使って会話すること。加入者ごとに割り振られた電話番号(電話通信番号)を使って接続の制御が行われる。 電話機には固定電話と公衆電話、携帯電話やPHSなどの種類があるが、ここでは一般家庭・事務所・商店など一定の場所に固定して設置される固定電話をさす。公衆電話は別項を参照のこと。 電話機は1876年にアレクサンダー・グラハム・ベルが発明・特許を取得した(ベルの二時間後にシカゴのイライシャ・グレイが特許を申請したが却下されたという逸話がある。また、発明だけなら1860年にドイツのヨハン・フィリップ・ライスが既にしている。そしてベルが発明した電話機も、実は彼の助手のT.A.ワトソンが発明したものである)。日本では1890年に東京・横浜で電話のサービスが開始された。当時は交換手と呼ばれる専属の職員が接続作業を行っていたが、現在では、特に指定しない限り、電話交換機が自動的に接続する自動式となっている。 ダイヤルを回して使用するダイヤルフォンと、ボタンを押して使用するプッシュフォンがあるが、現在の電話機のほとんどはプッシュフォンである。好んでダイヤルフォンを使用する人もいるが、プッシュフォンに比べて利用できないサービス等が存在する。また、ダイヤルフォンの使い方自体を知らない人もおり、現に四方田春海は廃屋の電話(「黒電話」と表現されるダイヤルフォン)の使い方が分かっていなかった。 電話線は現在、インターネットとして広く用いられている。 竹内多聞と宮田司郎は、電話を利用して屍人を誘導している。ところで屍人なら糸電話でも誘導できるように思えるのは気のせいだろうか。 | |
関連 | 竹内多聞、宮田司郎、公衆電話 |
トイレ | |
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大小便をするための設備を備えている場所。他にもお手洗い、化粧室、便所、厠(かわや)、はばかり、雪隠(せっちん)などとも呼ぶ。 用便の方法について、しゃがみ込む和式トイレ(トルコ式とも)と椅子に腰掛ける洋式トイレとに分かれ、大小便の処理方法について長い間日本で主流だった汲み取り式と水洗式、その中間の簡易水洗式とに分かれる。汲み取り式とは通称「ボットン便所」と呼ばれるもので、水で洗浄せず、便器の半分または全体に穴が開いており、その穴を通って排泄物が便槽に貯留される方式。定期的にバキュームカーに汲み取ってもらう必要がある他、悪臭や衛生面で問題があるため、現在では地方でもその数は減少している。簡易水洗式トイレとは、汲み取り式に水道管を接続し、便器を洗浄できるようにしたもの。 『SIREN』に登場するトイレはすべて和式のものであり、洋式のものは登場しない。また水洗式トイレを使用している場所は、学校と病院のみで、他はすべて汲み取り式トイレである。眞魚川護岸工事現場にも仮設トイレがあるが、こちらは鍵がかかっているのでその種類は不明。 汲み取り式トイレの穴の中から侵入してくるという頑張り屋な屍人も存在する(個人的には「トイレ屍人」と呼んでいる)。 高遠の学校ステージにて、春海がここにいるとクリアが比較的楽になり、タイムアタック時のタイムの縮小が可能となるが、大抵は春海の代わりに屍人が入っている。 |
どうあがいても、絶望(どう・あがいても・ぜつぼう) | |
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『SIREN』のキャッチコピー。 それにふさわしくシナリオはほとんど絶望しかなく、またアーカイブの中にも絶望感に満ち溢れているものが存在する。 | |
関連 | 絶望、羽生蛇蕎麦 |
東京都品川区小山台3−33−3 (とうきょうと・しながわく・こやまだい・さん・の・さんじゅうさん・の・さん) | |
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安野依子とその家族の住所。場所から察するに一軒家で、相当なお嬢様である高いようであるようである。 なお、アーカイブでは郵便番号が135-3233となっているが、品川区小山台の郵便番号は142-0061である。そもそも品川区小山台に3丁目は存在しないので、この住所は架空のもの。 | |
関連 | 安野依子、安野秀男、安野正子 |
東京都中野区中央一丁目38番1号 (とうきょうと・なかのく・ちゅうおう・いっちょうめ・さんじゅうはちばん・いちごう) | |
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恩田理沙が東京に集団就職していた時の住所。 ちなみにこの住所は『SIREN』を最初に制作していた中野坂上ビルの住所。もちろん郵便番号の164-0011もキチンと合っている。スタッフのちょっとしたお遊びだろう。 | |
関連 | 恩田理沙、集団就職 |
東京都港区南赤山3−3−33 (とうきょうと・みなとく・みなみあかやま・さん・の・さん・の・さんじゅうさん) | |
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美浜奈保子の所属するMIRROR VISUAL PRODUCTIONの住所。郵便番号は133-3333。 大体分かると思うが、この住所はまったくの架空のもの。そもそも港区に南青山はあるが南赤山という場所はない。おそらく芸能プロダクションが比較的多い南青山と掛けているだろう。 | |
関連 | 美浜奈保子、MIRROR VISUAL PRODUCTION |
道祖神(どうそ・じん) | |
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村の境や道の辻、峠などに祀られ、そこから内へ疫霊悪鬼が入り込まぬように境を守ると考えられている神のこと。サイノカミ・サエノカミ(塞の神)、ドウロクジン(道陸神)などと呼ぶ地方もある。 形態としては祠を備えているものは少なく、自然石だけのもの、石碑に道祖神あるいは塞の神、歳の神と刻んだだけのもの(文字道祖神)、男女の性器をかたどったもの、単身の神像(単体道祖神)、男女二体の神像(双体道祖神)など、地域によりさまざまである。主として関東・中部・東北に広く分布しているが、かつては全国に広がっていたものと推測されている。 本来は中国の社会で信仰されていた行路の神であったが、日本に移入されると、『日本書紀』などにも登場するフナドの神(岐の神・船戸の神)などと結びついた。フナドとは道の辻を意味し、道の辻はしばしば悪霊の入り来る場所であったので、そこにはこのような防御神が祀られる必要があった。塞の神のサイというのも境を「さえぎる」というところから来ており、同様に防御神としての意味を持っている。こうして平安時代に入ると、一つには道行く人を守る神として、もう一つは境の神として塞の神や道祖神の名が頻繁に使われるようになった。 その後、古代末期の社会を風靡した御霊信仰の影響などもあって、境の神的性格はますます強調されていったが、一方民間宗教家の関与により、道祖神の信仰は次第に複雑化していった。 道祖神の信仰を複雑にした要因の一つとしてまず挙げられるのが、性信仰の側面である。男女の生殖器はフナドの神にも表れたように災いを除去する呪力の源泉として崇拝されることがあり、そこから発展して性にまつわる諸々の願い事が、道祖神にも向けられるようになった。道祖神に良縁を得ることを願ったり、下の病の治療を祈って男根をかたどった物をささげたりした。 二つ目の要因として、安産・子育ての信仰がある。道祖神は子供の神だと言われ、その祭りには子供たちが主体になることが、全国では一般的であるようである。また、安産を願い、出産に立ち会う神が道祖神だという伝承もしばしばある。 第三には地蔵信仰との習合である。六道の辻に立ち、衆生を救済するという地蔵信仰が道祖神のそれに結びつくことは容易なことだったのであろう。(参考:東京堂出版『民間信仰辞典』) そして道祖神は庚申講・庚申待ちとも結び付けられた。庚申待ちというのは道教由来の風習で、庚申の日の晩には人間の体の中に住む上尸(じょうし)の虫・中尸の虫・下尸の虫という三尸虫が天に上ってその人の行状を天帝に報告し、悪事を働いていたらその分寿命を減らすという言い伝えに基づいており、三尸虫は人の寝ている間に体から抜け出して天に上るため、庚申待ちでは猿田神社などの場所でみんなで集まって徹夜をして眠らないようにする。庚申を何年か行った供養で庚申塔を立てられる。この庚申塔に彫られるものとして有名なのは青面金剛が有名であるが、神道では猿田彦神(さるたひこのかみ)が彫られることがある。 猿田彦は道祖神とも信仰されるため庚申信仰と道祖神が結びつくようになったのである。もしくは人間の長寿を祈る庚申講が災いを防ぎ子孫繁栄を願う道祖神信仰と重なっていったのかもしれない。 このように道祖神信仰は非常に複雑な信仰形態となって現在に至っている。 合石岳にあった羽生蛇村の道祖神にはマナ字架が彫られ、村独特の信仰対象としての痕跡がみられる。 | |
関連 | 合石岳、マナ字架 |
同調(どうちょう) | |
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恩田理沙は、双子の姉である恩田美奈の「己の半身である理沙と同じ状態になりたい」という想いから意識を乗っ取られ、"第二の美奈"となってしまう。美奈自身は妹に対する純粋な姉妹愛から「一つになりたい」と願っているだけなのだが、双子ゆえに(もしくは半分壊れている頭脳屍人の力ゆえに)、理沙は美奈の意識に同調する。 | |
関連 | 恩田理沙、恩田美奈、双子 |
東本 正雄(とうもと・まさお?) | |
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羽生蛇村の村長。とは言っても、村の中では大した権力は持っていないと思われる。 |
灯篭(とうろう) | |
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木・石・金属などで作った、中に灯りをともす灯火用具。 村の各地に存在する石碑を倒した状態で、獅子の灯篭→雄牛の灯篭→人間の灯篭→鷲の灯篭の順番で火を灯すと、封印されていた木る伝が解放される。 | |
関連 | 木る伝、石碑 |
土倉 有貴(とくら・ゆうき) | |
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神代淳のモデルと声を担当した役者さん。 砂岡事務所所属。1981年6月24日東京都生まれ。A型。趣味はダンス、特技は水泳、ピアノ、スキー、スノーボード。 | |
関連 | 神代淳 |
常世(とこよ) | |
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海の彼方にあるとされた異郷で、永遠不変の国という意味。常世国(とこよのくに)とも表する。「不老不死の国」とともに「穀霊の故郷」などいくつかの性格を持っている。 『古事記』では少名毘古那神(すくなひこなのかみ)がここからやって来て、大国主神とともに国作りを終えたあと帰った場所となっている。『日本書記』『丹後国風土記』では浦島子(いわゆる浦島太郎)が訪れた国として書かれている。 『日本書紀』皇極天皇三年七月条には、橘の木や山椒の木に生息した虫を「常世の神」として祀り上げたという。「常世の神を祀ると、貧しい人は富を得、老人は若返る」とされたため人々はその神に財宝を捧げたが、何の益もなかったという。 『真説・古事記』や『孫悟空は日本人だった』などの山田久延彦によれば、天つ神の根拠地である地球以外の小惑星だという。 水鏡を通って行くことができる"いんふぇるの"は常世のひとつであり、眞魚教ではそこを恵みに満ちた永遠の楽園であるとしていた。 | |
関連 | いんふぇるの |
都市伝説調査隊(とし・でんせつ・ちょうさ・たい) | |
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『SIREN』の製作スタッフが用意したサイト。「噂に隠された謎を調査し、検証していく」ことを目的としている。 管理人はSHIBITO。 羽生蛇村で起きたと言われる「××村33人殺し」について書かれた「真説羽生蛇村事件」と、夜見島に関するレポートを記した「真説夜見島事件」の項目がある。 もう一つ「工事中」の項目があるが、今後追加されるかは『SIREN2』の売り上げによるかもしれない。 ジェノサイド・エンドを見ると手に入るアーカイブを解読して、ここのサイトのURLを知ることができる。ちなみにそのサイトはこちら。 | |
関連 | 真説羽生蛇村事件、ジェノサイド・エンド |
土砂災害(どしゃ・さいがい) | |
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地震や集中豪雨などを原因として発生する自然災害。 羽生蛇村は土砂災害の多い地域とされているが、その実体は、儀式が失敗して村が異界に巻き込まれ、その部分が現世では地震による土砂災害に巻き込まれたという形で現れているのである。 | |
関連 | 儀式、地震 |
図書カード(としょ・かーど) | |
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図書館や図書室の書籍などを整理・管理するためのカード。一般的に「図書カード」というと、本屋で書籍類を買うことができるプリペイドカードのことだが、ここではその意味のものではない。 本を借りる時に、それを借りる人が本の中に挟まれている図書カードに名前を書き込んで、それを受付などに提出して本を借りる。最近はバーコードで処理をしていることが多くなってきているが、まだまだ現役として活躍している所も多い。 吉川菜美子は羽生蛇村小学校折部分校の図書室から羽生蛇村民話集を借りており、その図書カードが彼女のランドセルに入っていた。それを美浜奈保子が拾い、それを頼りに羽生蛇村民話集を手に入れた。 また、その図書カードには吉川菜美子よりも前に借りた人の名前も記入されており、そこには八尾比沙子の名前も見られる。 | |
関連 | 羽生蛇村民話集、羽生蛇村小学校折部分校、図書室 吉川菜美子、八尾比沙子 |
図書室(としょ・しつ) | |
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学校や病院などの施設に設けられている、書籍などのメディアの保存・公開などをしている部屋。独立した建物のものは図書館と呼んで区別しているが、機能はほとんど同じである。 学校の図書館は、学校図書館法という法律において、学校教育において欠くことのできない基礎的な設備とされ、学校図書館の健全な発達は、学校教育を充実につながると考えられている。そして学校の設置者は、それが達成されるよう、学校図書館を整備し、及び充実を図ることに努めなければならないとされている。また学校図書館は、学校図書館の目的を達成するのに支障のない限度において、一般公衆に利用させることができるとも規定されている。 羽生蛇村折部分校の図書室も村人全員が利用しており、そのため児童書以外にも民話集などの資料本が納められている。 高遠の学校ステージで、校内放送の後に春海がここに隠れていると結構面倒。 | |
関連 | 羽生蛇村小学校折部分校 |
外谷 勝由(とや・かつよし) | |
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前田隆信のモデルと声を担当した役者さん。 1952年10月14日新潟県生まれ。特技はスキー、水泳、太極拳など。趣味は麻雀。 | |
関連 | 前田隆信 |
外山 圭一郎(とやま・けいいちろう) | |
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『SIREN』シリーズのディレクター、企画・立案を担当した制作スタッフ。 1970年生まれ。『SILENT HILL』でディレクターを努めたコナミ株式会社をえて、1999年ソニー・コンピュータエンターテインメントに入社。 ゲームでは屍人役としても参加している。 現在、「頭脳日記」というブログを展開中。 | |
関連 | 『SIREN』、外山朔弥 |
外山 朔弥(とやま・さくや) | |
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子供時代の多聞のモデルと声を担当した外山ディレクターの第一子で長男。 1998年3月3日生まれ。 | |
関連 | 竹内多聞、外山圭一郎 |
ドライバー | |
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スクリュードライバーの略で、ねじを回して固定し、また外すための工具。一般的にはプラスドライバーとマイナスドライバーに分かれるが、他にも三角ドライバーや六角ドライバーなどの種類がある。 恭也が田堀廃屋の離れにある配電盤を開けるために使用した。 | |
関連 | 須田恭也、廃屋 |
ドリフ・バージョン | |
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高遠玲子の半屍人した状態の通称。単に「ドリフ」とも呼ぶ。 「ドリフ」とはザ・ドリフターズの略称で、故・いかりや長介をリーダーとする「新生ドリフ」が有名。もともとはバンド集団だったが、次第にコント集団としての面が表に出るようになり、TBSの「8時だョ!全員集合」やフジテレビの「ドリフ大爆笑」などで一世を風靡する。 半屍人状態の高遠が「ドリフ」呼ばれるのは、ドリフのコントの中に爆発で髪がチリチリになるというオチのものがあったことが所以。それは一定の世代の人に「ドリフみたいな髪」などと言えば通じるほど有名なものである。 | |
関連 | 高遠玲子 |
トロッコ | |
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軽便軌道の上を走らせる貨車の一種。主に、鉱山・工場などで自動車のトラックが利用できない場合や、隧道・ダムなどの大規模工事現場で道路を設置するより早く設置が可能な場合、ないしは、大量の土砂を搬出するため、トラックを使用して運搬するよりも早く移送できる場合などに用いられた。 志村晃と美浜奈保子は、合石岳にあったトロッコを用いて屍人を撃退した。 | |
関連 | 合石岳、志村晃、美浜奈保子 |